中学生が国語好きになる言葉の勉強②「演習」と「実習」の違いは?

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こんにちは。

現役塾講師の井上です。

 

私は普段から「生徒が言葉そのものに興味を持つきっかけを与えたい」と思っております。

なぜなら、言葉に興味・関心を抱くことが出来れば、分からない言葉に出会ったときに、自分で意味を調べて疑問を解決する習慣が身につけることができるからです。

その結果、文章の内容を理解できるようになり、国語の成績が上昇することにもつながります。

 

国語の成績が上がれば、「国語嫌い」が自然と解消されます。

 

また、分からないことに出会ったときに自分で解決しようとする姿勢は、他の科目を勉強するときにも重要なことです。

さらに、将来社会人になって仕事をする時に身に付けておきたい習慣の1つでもあります。

 

「言葉を知る」ことを通して身に付けられることは、実は数多くあるのです。

 

そこで今回は、「演習」と「実習」の違いについてご紹介します。

「どんな違いがあるんだろう」と考えながら、読み進めてくださいね。

 

中学生が国語に興味を持てるようになる言葉の勉強

「演習」と「実習」の違い その1

まずは、この2つの言葉がどのように違うのかを、あなたなりに考えてみてください。

考える時には「○○演習(実習)」というように、演習(実習)を使用した熟語を考えてみるといいですよ。

 

もし可能であれば、紙とペンを用意して、実際に書き出してみてください。

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例えば、以下のような言葉があります。

  • 演習

問題演習・数学演習・文法演習 など

  • 実習

教育実習・介護実習・調理実習 など

 

では、この2つの言葉にはどのような違いが隠されているでしょうか?

少し考えてみてください。

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何か、気づいたことはありますか?

 

では、違いについて説明を始めますね。

「演習」という言葉には、「知識を身に付ける」という意味があります。

 

例えば、社会の問題演習であれば、ある地域や、時代の特徴を理解するために実施します。

数学演習であれば、方程式の解き方や、角度の求め方など

文法演習であれば、英文法や古典文法にまつわる知識を習得するために行ないます。

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一方の「実習」という言葉には、「技術を身に付ける」という意味があります。

 

例えば、教育実習であれば、話し方や立ち位置、さらには板書の方法

 

介護実習であれば、お年寄りの人とのコミュニケーションの取り方やお世話の仕方

 

調理実習であれば、ご飯の炊き方や、食材の切り方など

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このように、何かしらの「技(技術)」を自分のものにするために行なうのが「実習」なのです。

 

「演習」と「実習」の違い その2

もしかすると、カンが鋭いあなたは「運動会の練習で『予行演習』というのがあるけど、

これは、どうして『予行実習』と言わないのですか」と感じたかもしれません。

 

確かに、入場行進の流れや歩き方を理解するのは、「知識」というより「技術」を身に付けるために行うような気もしますね。

 

とはいえ、「予行演習」という言い方は、決して間違ってはいないのです。

ということは、「知識(技術)を身に付ける」ということ以外にも、何かしらの違いがあるはずです。

 

どんな違いがあるのか、もう1度考えてみてください。

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・・・

 

実は、

  • 「演習」=練習
  • 「実習」=本番

 

このような違いがあるのです。

 

教育実習の場合は、目の前に生徒がいます。

(もし、目の前に生徒が1人もいない教室で、あなたが1人で授業を行うのであれば、それは「練習」です)

 

介護実習の場合は、実際にお年寄りの方と関わります。

 

調理実習の場合は、実際に皮むき器などを使用して皮をむいたりします。

(もし、皮むき器だけを持って、皮をむいていることをイメージしながら手を動かすだけであれば、それは「本番」とは言えません)

 

しかし、運動会の「予行演習」の場合は、お客さん(保護者や来賓の方)は目の前にいませんね。

ということは、本番ではありませんね。

したがって「予行演習」という言い方は正しいのです。

 

よく考えてみると「問題演習」に関しても、あくまでも「練習」であって実際にテストをするわけではありませんね。

 

まとめ

ここでもう1度、「演習」と「実習」の違いを整理しておきます。

  • 演習・・・知識を身に付けるためのものであり、練習であること
  • 実習・・・技術を身に付けるためのものであり、本番であること

これからも、中学生が少しでも言葉に興味を持つことができるように、似た意味を持つ言葉の違いを紹介していきますので、楽しみにしておいてください。

 

【こちらの記事も、ぜひ読んでみてください】

中学生が国語好きになる言葉の勉強①「思う」と「考える」の違いなど

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