社会の勉強法【高校受験・歴史編】最頻出の「時代の並べ替え」攻略法は?

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高校受験の社会の歴史分野で、最も出題される形式と言えば「時代の並べ替え問題」です。

どのような問題なのかと言いますと、「次の4つの出来事を、古い方から順に並び替えなさい」という問題です。

 

毎年のように出題されるにも関わらず、多くの受験生が苦手としています。

しかも、社会が苦手な中学生だけでなく、社会が得意な中学生ですら、この形式に対して苦手意識を持っています。

「どうしてもこの問題だけは正解しない」

このように悩んでいる受験生を毎年多く見かけます。

 

実は、この手の問題に対応できる力がつけば、歴史上の1つ1つの出来事を今までよりも深く理解することが出来るのです。

そうすると、「並べ替え」の問題だけでなく、その他の問題も解けるようになるため、点数アップにつながります。

 

そこで今回は、「時代の並べ替え」問題を攻略するために大切なポイントをお伝えします。

 

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1:高校受験の社会・歴史分野の「時代の並べ替え」問題を解くための勉強法

「並べ替え問題」で取り上げられることが多い出来事は?

まずは、以下の出来事に目を通してみてください。

  • 義和団事件
  • 日清戦争
  • 日比谷焼き討ち事件
  • 下関条約を結ぶ
  • ポーツマス条約を結ぶ
  • 日英同盟を結ぶ
  • 日露戦争
  • 三国干渉

この8つは、時代の並べ替え問題の選択肢として取り上げられることが非常に多いのです。

 

では、並べ替えてみてください。

 

・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・・

完成しましたか?

 

では、答えを言いますね。

 

【答え】

日清戦争→下関条約→三国干渉→義和団事件→日英同盟→日露戦争→ポーツマス条約→日比谷焼き討ち事件

 

実際に秋から冬ぐらいに中学3年生にやってもらうと、正答率は20%ぐらいです。

そう考えると、やはり「丸暗記」で対応するのは無理があります。

 

では、このような問題を正解するためにはどのように勉強すれば良いのでしょうか?

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 「並べ替え」問題を攻略するには?

結論から言いますと、「それぞれの出来事を関連付ける」ことが重要です。

 

先ほどの8つの出来事を用いて、この方法を説明しますね。

(少し長いですが、これを読むだけでも受験のために必要な知識を手に入れることが出来ますので、一通り読んでみてください)

 

まず、日本と清との間で「日清戦争」が起こります。【1894年】

日本が勝利して、日清戦争で日本のリーダー役が指示を出していた場所(広島県)に近い山口県の下関で「下関条約」を結びました。【1895年】

(この2つの県は、中国と近いですね)

ロシア・ドイツ・フランスの3か国は、日本が「下関条約」で得た遼東半島の返還を要求しました。

これが、「三国干渉」であり、日本はそれに従いまいた。【1895年】

(このとき「いつかロシアに仕返しをしてやろう」と考えました)

その後、戦争で日本に負けた清を、ヨーロッパの国々が支配しようとしました。

清の農民組織(義和団)がこの動きに対抗しようとするものの、日本をはじめとする8か国に取り押さえられました。

これが、「義和団事件」です。【1899~1900】

「義和団事件」が一段落した後も、ロシアだけは中国内にとどまり続けました。

(南下政策のためです)

「ロシアの動きを止めないといけない」と考えたイギリスと日本が、同盟を結びました。

これが「日英同盟」です。【1902年】

ちなみに、イギリスは清の港を自由に使用する権利を「南京条約」で手に入れたのですが、ロシアが南下政策を進めると、手に入れた港を失う可能性があったのです。

日本とイギリスが「日英同盟」を結んだことを知ったロシアは、中国から軍隊を引き揚げることを約束しましたが、守りませんでした。

「もうロシアと直接戦うしかない」という状況になり「日露戦争」が開始されます【1904年】

日本は戦争を優位に進めていたものの、お金が無くなってしまいました。

そこで、アメリカのセオドア・ルーズベルト大統領に「戦争を終わらせるための交渉」をお願いしました。

 

その後、アメリカのポーツマスで日本とロシアが条約を結びました。

これが「ポーツマス条約」です。【1905年】

この条約で賠償金を手に入れることが出来なかったことを知った日本国民は、東京の日比谷公園に集まって政府に反抗しました。

これが「日比谷焼き討ち事件」です。【1905年】

 

少し長くなりましたが、このように、1つ1つの出来事に対して

  • 前に起こった出来事は?
  • 後に起こった出来事は?
  • その出来事が起こった理由は?

 

この3つのことを踏まえて出来事を1つずつ整理することで、「時代の並べ替え問題」に対応することが出来るようになるのです。

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なぜ「年表の語呂合わせ」をおすすめしないのか?

ここまでの段階で、「年表の語呂合わせはダメなんですか?」と疑問に抱いた人もいるかもしれません。

念のために言っておきますが、「語呂合わせ」を否定するつもりはありません。

(むしろ、中間テストや期末テストの場合は、入試問題と比べて年号を答える問題が多いため、語呂合わせを使用するのも1つの方法です)

 

しかし、入試で出題される「時代の並べ替え問題」は、同じ年の出来事が選択肢の中に混ざっているケースもあるのす。

 

今回取り上げた中にも、

  • 下関条約と三国干渉(いずれも1895年の出来事)
  • ポーツマス条約と日比谷焼き討ち事件(いずれも1905年の出来事)

このように、年号が同じ出来事もあるため、ただ年号を暗記しているだけでは対応できないケースが出てくるのです。

 

ですので、「語呂合わせ」を活用するよりは、それぞれの出来事の流れを理解した方が、確実に正解できるようになるのです。

 

おすすめの問題集と、活用法は?

時代の並べ替え問題を練習するには、地理の勉強法の中でもご紹介した「全国高校入試問題正解 社会」という問題集が断然お勧めです。

これには、時代の並べ替え問題がたくさん掲載されています。

やはり、どのような内容が並べ替えによく出てくるのかを理解するには、実際に出題された問題を使用するのが一番です。

 

この問題集を通して、時代の並べ替え問題を得意にしていくには、全ての問題を解いて答え合わせをした後にやってもらいたいことがあります。

 

それは、

並べ替えの問題に関して、選択肢に出てきた出来事を古い方から順番にノートにまとめることです。

 

例えば、

  • 三・一独立運動
  • 治安維持法の成立
  • 国際連盟の成立
  • 五・四運動

この出来事が選択肢に使用されていたのであれば、古い方から並べ替えてノートに記入します。

その後、

  • 何年(いつ)の出来事なのか(When)
  • どこで起こったのか(Where)
  • 誰が関わっているのか(Who)
  • なぜ起きたのか(Why)
  • どのような内容なのか(How)

このように、あなたも一度は耳にしたと思いますが、5W1Hの形でノートに情報を書き足していきましょう。

(ちなみに、教科書で太字になっている用語(事柄)が「What」にあたります。)

 

こうすることで、覚えておかなければならない知識を1つずつ理解することにつながります。

 

ここまでやれば、時代の並べ替え問題に対して「かかって来い!」という強気の姿勢で臨むことが出来ますよ。

 

(先ほど紹介した問題集や、過去問の効果的な進め方に関しては、こちらのサイトで詳しく説明しています。)

高校受験の社会の勉強法 公民の政治・基本的人権で狙われるテーマは?

まとめ

今回は、歴史の時代の並べ替え問題に対応するための方法として

  • それぞれの出来事を、どのように覚えていけばよいのか?
  • 年表の語呂合わせを薦めない理由
  • おすすめの問題集

このことについてご紹介しました。

「受験まで、残された時間はもう半年以内だ」という場合は、先ほどご紹介した問題集を購入してもらい、1つの県だけで良いので、実際に解いてみるのが1番です。

 

まだ半年以上あるのであれば、学校で習っている歴史の出来事に対して

  • なぜ起こったのか
  • 前後に起こったことは何なのか

ということを意識しながら、授業を受けるようにしましょう。

 

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