本を読んでも国語の成績が上がらない理由は?

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「本を読めば国語の成績が上がるから、興味のある本から読むといいよ」

今も昔も、このことを信じて疑わない人がたくさんいます。

ですが、その一方で

「私は割と本を読むほうなのですが、国語の成績が全く上がりません」

「本当に、本を読むだけで国語の成績が上がるんでしょうか?」

といった相談(質問)が寄せられることもあります。

 

読書をすれば、本当に国語の成績が上がるのでしょうか?

結論から言いますと、上がる生徒もいれば、上がらない生徒もいます。

極端なことを言えば、本を読む習慣が無くても国語の成績が上がる生徒もいます。

 

では、本を読んでも国語の成績が上がらない理由は、一体何なのでしょうか?

また、どうすれば国語の成績を上げることが出来るのでしょうか?

 

読書をしても国語の成績が上がらないのはなぜ?

本題に入る前に、1つ質問です。

あなたは、どのような目的があって読書をしていますか?

少し考えてみてください。

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いくつかあると思いますが、

  • 情報を知るため
  • 楽しさを味わうため

大きく分けると、この2つになると思います。

本,読書,成績,上がらない

例えば、「お出かけ情報誌」であれば

  • どのような体験が出来るのか
  • 場所はどこにあるのか
  • 交通アクセス
  • 料金(割引があるのか)

このようなことを調べるために、ページをめくるでしょう。

 

また、「ミステリー小説」であれば

  • 犯人は誰なのか?
  • この後、主人公はどんな行動をとるのか?
  • 事件の解決のカギとなるのは?

といったように、展開を推測しながら読むことで、物語の世界を楽しむことが出来ます。

 

このように「知りたい」「楽しみたい」という欲求を満たすために本を読むのであって、国語の成績を上げるために本を読む人はいないはずです。

 

ではここから、本題に入っていきます。

実は、読書をする場合と、問題を解くために国語の文章を読む場合とでは、決定的に異なる要素が3つあります。

それは一体、何でしょうか?

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【読書の場合】

  • 読みたい箇所だけ読むことが出来る
  • 内容を理解できなくても、困ることはない
  • 内容を自由に解釈しても良い

 

【国語の問題を解くために文章を読む場合】

  • 読みたい箇所だけ読むことはできない
  • 内容を理解できないと、問題が解けない
  • 内容を自由に解釈してはいけない

 

といった違いがあります。

 

ここまで読んでお分かりの通り、読書をする場合と、問題を解く場合とでは「読む目的」「読み方」が変わってくるのです。

ですから、「本を読めば国語の成績が上がる」とは言い切れないのです。

では、成績を上げるためには、どうやって文章を読んでいけばよいのでしょうか?

 

国語の成績を上げるための文章の読み方

説明文の場合

説明文の内容を理解するには、文章の構造を把握する必要があります。

そのために必要な知識が「接続語」です。

 

中学校の授業で「接続語」について扱う機会はあるのですが、正直、分類の仕方が分かりづらいです。

ですので、以下の記事で接続語の働きをまとめておきました。

読解に役立つ接続語のルール

接続語の働きを理解できれば、今まで以上に文章の内容を理解できるようになります。

 

小説の場合

小説を内容を理解するうえで避けて通れないのが「心情語」の使い方を理解することです。

読む時だけでなく、問題を解くときにも重要なことです。

実は、「心情語の使い方がイマイチよくわかっていない」という中学生は、たくさんいます。

大人であれば当たり前のように理解している言葉であっても、子どもにとっては「未知の言語」に触れるかのような感覚におちいることもあります。

 

もし

「うちの子は、確かに気持ちを表す言葉をあまり知らない」

「そもそも、言葉の知識が不足しているせいで文章の内容を理解できていない」

という場合は、こちらの本を読むことをおすすめします。

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心情語の使い方をマスターする方法はもちろん、説明文の内容を理解するために必要な語彙力を伸ばす方法についても、書かれています。

古文の場合

定期テストにおいても、高校受験においても、古文を出題されるケースは多いです。

古文については

  • 音読をすることで、古文独特のリズムに慣れること
  • 文章の内容を理解するうえで必要な表現を覚える

この2点が、特に重要となります。

テストの点数が上がる古文の勉強方法

 

まとめ

いかがでしたか?

未だに教育現場で「国語の成績を上げるためには本を読みましょう」という人は、数多くいます。

そのセリフを聞くたびに、ゾッとしてしまいます。

 

ここまで読んで頂いたあなたであれば、このセリフが、もはやアドバイスにすらなっていないことに気づいていることでしょう。

「読書をしたからといって、国語の成績が上がるわけではない」

この認識を持つことが、国語の成績を上げるための第一歩だったりします。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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