数学【算数】の文章題が苦手になる原因は?克服する方法は?

Pocket

「数学(算数)の計算問題はそこまで苦手ではないけれど、文章問題がどうしても苦手で・・・・」

このように感じている生徒を、これまで何人も見てきました。

かく言う私も中学生の頃は、テストで文章問題を見た瞬間、「これは飛ばそう」と瞬時に判断していたぐらい、数学が苦手でした。

(あまり大きな声では言えませんが、中1の頃に文字式か何かの単元テストで4点を取ったことがあります。しかも、100点満点のテストです。)

 

ですが、今では小学生や中学生に数学を教える立場になっています。

(ほかには、国語や社会も教えています)

 

「数学はセンスの科目」と言われることもあります。

確かに、最難関の学校(開成や灘)に合格するというレベルになれば、「数学的センス」が必要と言えるでしょう。

ですが、

  • 文章題が解けるようになりたい
  • 数学への苦手意識を克服したい

と言うことであれば、センスは不要です。

 

では、文章題が苦手になる原因は、一体何なのでしょうか?

また、どうすれば苦手意識を克服できるのでしょうか?

 

数学(算数)の文章題が苦手になる原因は何なのか?

では、数学の文章題が苦手になる原因とは、一体何なのでしょうか?

結論から言います。

それは「考えていない」からです。

 

では、考えていないとは一体どういう状態を指すのでしょうか?

問題例を用いて、説明していきますね。

【問題例】

1年1組のみんなで、グループを作ることになりました。

7人グループを作ろうとすると4人余り、8人グループを作ろうとすると1人足りなくなります。

1年1組は、みんなで何人いますか。

 

5分間、考えてみてください。

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

大人であれば「これは方程式を使えばすぐに解ける」と気づくでしょう。

中学生であっても、数学が得意ではないけどそこまで苦手でない場合、気づけると思います。

 

では、そんな中学生であれば、どのように解くのかと言いますと、

7x+4=8xー1

7xー8x=ー1-4

ーx=ー5

x=5

答え 5人(心の中で「よし、できたぜ」と思っている)

※5人ではありません。

 

冗談だと思うかもしれませんが、実際にいるのです。

この実例こそ、「考えていない」状態を指します。

 

ではなぜ、「考えない」習慣が身についてしまったのでしょうか。

実は、学校の授業にも原因があるのです。

先ほどの問題を学校の授業で扱うとします。

すると、どんな流れになるでしょうか?

 

  • まず、生徒たちに解かせる(このステップをすっ飛ばす先生もいます)
  • その後、先生が解説する

【解説方法】

「いいか、まずはグループの数をxに置き換えるんだ」

「そして、7人のグループがx個作ろうとすると4人余り、8人のグループをx個作ろうとすると1人足りなくなる」

「それを式に置き換えると、7x+4=8xー1になる」

「この方程式を解いてみると、x=5となり、グループは5つ出来ることになる」

「これを、左辺に代入すると、7×5+4=39となるから、1年1組の人数は39人になる」

「どう、分かった?」

 

数学が苦手な生徒は、チンプンカンプンです。

文章題 苦手

このように、ただ解説を聞くだけの授業をいくら受けても、文章問題を自力で解けるようにはなりません。

しかも、このような授業は中学校だけでなく、小学校の算数の授業でも行われています。

(何とも恐ろしい話です。)

  • 自分で考えてみようと思っても、どうしても解けない
  • 分からないまま解説を聞くことになる
  • 結局、理解できないまま授業が進んでいく

 

その結果「考える力」がドンドン奪われてしまうのです。

では、このような問題を通して「考える力」を伸ばすには、どのようなアプローチが必要なのでしょうか?

 

文章題の苦手意識を克服するには?

学校や塾で一般的に行われている指導法は、

①まずは式を立てる

②答えを求める

という流れになっています。

(先ほどご紹介した解説も、式を立てようとすることからはじめています)

 

ですが、この流れだといつまでたっても文章題が解けるようにはなりません。

では、どうすれば良いのでしょうか?

それは

①まずは「絵や図」を書いてみる

②答えを求める

③式が分かりそうであれば、式も考えてみる

このステップで問題を解くことです。

 

「絵や図を描くこと」

これが、文章題が苦手な状態を克服するために、最も大切なことなのです。

絵や図を描くことを通して、問題文の意味を具体的にイメージできるようになります。

また、「あーでもない、こうでもない」と試行錯誤を重ねることで「自分で問題を解く力」が身について来ます。

 

私は、大学生の時に個別指導の塾で数学を教えていた時から、数学が苦手な生徒には

「無理に式を立てようとしなくていいよ」

「代わりに、絵や図を描いてみたらいいよ」

と言い続けてきました。

なぜなら、無理やり立てようとしても、立てられないことが経験上分かっていたからです。

絵や図を描いてみると、こちらが何も言わなくても答えを自力で出せるという状況を、何度も見てきました。

 

ちなみに、先ほどの問題例であれば、このような絵になります。

(実際に、数学が苦手な中学生が描いた絵です)

【問題例】

1年1組のみんなで、グループを作ることになりました。

7人グループを作ろうとすると4人余り、8人グループを作ろうとすると1人足りなくなります。

1年1組は、みんなで何人いますか。

数学,算数,文章題,苦手

 

答えを導き出すまでに15分程度かかり、途中であきらめそうになりながらも、何とか自力で解きあげました。

 

このように、生徒自身が手を動かし、時間をかけて問題にじっくり取り組むことが、考える力を伸ばし、文章問題への苦手意識を克服するカギとなります。

今後も、「考える力を伸ばす」ための問題例をどんどん紹介していきますので、楽しみにしておいてください。

Pocket

中学生のお子さんがいる方、必読です

2021年の大学入試改革に備えて、今のうちから高めておきたい「思考力」
とはいえ、どうすれば身につけられるのかを具体的に紹介しているものを目にする機会は
滅多にありません。

・これまで嫌いだった勉強が「面白い」と感じられる
・定期テストでは、5教科最低400点を取れる
・高校受験で第一志望校に合格できる力が身につく
・社会で逞しく生き抜く力を育める

これらのことが現実となる「思考力」を高める方法を、以下のページでお伝えしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です