歴史の定期テスト対策【江戸時代の文化・学問・教育編】

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前回は、江戸時代の歴史の中でも特に重要である綱吉・新井白石・田沼意次の取り組みだけでなく、享保の改革・寛政の改革についても説明しました。

【前回の記事】

歴史のテスト勉強法【江戸時代④】綱吉~松平定信の取り組みは?

今回は、いよいよ「文化」です。

江戸時代のことを勉強しているということは、テスト範囲に歴史が入っていたことは何度も経験しているでしょう。

また「学校の先生は文化のことを好んでテストに出す」ということも理解しているでしょう。

 

そうなのです。

本当に学校の先生は「文化大好き」です。

とはいえ、「何を覚えればよいのか分からない」という人もいるでしょう。

そこで今回は、江戸時代の文化・学問・教育に関することで「これだけは絶対に覚えた状態でテストに臨んでほしい」というものをお伝えします。

 

中学生の定期テスト対策【江戸時代の文化・学問・教育を理解しよう】

元禄文化の重要ポイント

五代将軍徳川綱吉のころに、上方(大阪・京都)を中心に、町人たちによって栄えた文化で、「明るくて活き活きとした」という特徴があります。

というのも、この頃は少しずつ財政が悪化していったのですが「まあ何とかなるだろう」という考えを持っていた人が多かったのです。

では、元禄文化の文学作品と絵画について、定期テストで狙われる内容を確認していきましょう。

【文学】

  • 井原西鶴

町人の生活をありのままに描きました。このような作品を浮世草子と言います。

代表作

『好色一代男』・・・恋愛にまつわる話

『日本永代蔵』・・・お金にまつわる話

『世間胸算用』・・・大みそかの町人の様子が描かれた話

 

  • 近松門左衛門

歌舞伎や人形浄瑠璃の脚本を書いた人です。

代表作

『曽根崎心中』・・・色々な出来事に心を痛める男女の話

 

  • 松尾芭蕉

連歌(上の句と下の句を別の人が読む歌)の上の句だけを切り取った俳諧を「芸術」のレベルにまで引き上げた

代表作

『奥の細道』・・・東北地方へ旅をしたときのことを記録したもの

 

【絵画】

  • 菱川師宣(ひしかわ もろのぶ)

浮世絵を世に広めた人で、木版画に浮世絵を描いた最初の人物でもあります。

代表作 『見返り美人図』

 

  • 尾形光琳

装飾画を広めた人で、俵屋宗達の弟子です。

代表作 『紅白梅図屏風』

 

化政文化の重要ポイント

19世紀初め、元号が文化・文政のころに東京(江戸)を中心に栄えた文化を化政文化と言います。

(「化」と「政」の文字をとって「化政」という名前がついています)

様々な改革が行われた後ということもあり、「何だか生きづらい世の中だな~」「しんどいな~」と感じる人が増えており、世の中を面白おかしく(チョットふざけた感じに)捉えた作品が好まれていました。

 

【文学】

  • 十返舎一九

会話が中心の物語を書きました

代表作

『東海道中膝栗毛』・・・江戸から東海道を渡って京都や大阪などへ向かう場面を描いた小説

 

  • 滝沢馬琴

歴史や怪談ものを物語にした人です

代表作

『南総里見八犬伝』・・・若者が、落ちぶれた家を立て直す物語

 

  • 与謝蕪村

まるで目の前に風景が浮かぶかのような俳句を作った人です。

作品例

菜の花や月は東に日は西に

 

  • 小林一茶
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人々が、生活の中で感じていることを描いた人です。

作品例

雀の子そこのけそこのけお馬が通る

 

これ以外にも、狂歌川柳が誕生しました。

狂歌・・・世の中を皮肉った短歌

川柳・・・世の中を皮肉った俳句

 

【絵画】

鈴木春信錦絵と呼ばれる多くの色を刷った版画を誕生させました。

 

(その他の重要な人物と作品)

  • 喜多川歌麿

女性の姿を描くことを通して、女性が抱く感情を表そうとした人です。

代表作『ポッピンを吹く女』

 

  • 葛飾北斎

ヨーロッパにも自身の作品が紹介された人であり、アメリカでも有名な人です。

代表作『富嶽三十六景』(富士山の絵です)

※余談ですが「本当にこの絵は素晴らしいな~」と中学生の時に強く感じました。

 

  • 歌川広重

ゴッホにも影響を与えたと言われている人で、北斎のライバルです。

代表作『東海道五十三次』

 

  • 東洲斎写楽 

歌舞伎役者の絵を描いた人ですが、この人の正体は謎だらけです。

 

学問の発達

【儒学】

中国の孔子が開いた学問であり、徳川綱吉は儒学の中の朱子学(上下関係を大事にする教え)を大切だと考えていた。

また、新井白石は有名な儒学者だったのです。

 

【国学】

日本人の考え方を研究する学問であり、『古事記伝』を記した本居宣長によって世に広まりました。

 

【蘭学】

オランダの学問であり、杉田玄白前野良沢がオランダ語で書かれた医学書を翻訳した『解体新書』によって、蘭学が一気に広まりました。

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【その他の学問】

  • 伊能忠敬

全国の面積を測り、日本地図を作成しました。

 

  • 平賀源内

「発明家」とも呼ばれており、エレキテル(発電機)などをつくりました。

また「土用の丑の日」を考え出した人とも言われています。

 

教育の普及

寛政の改革の時に、朱子学を学ぶために昌平坂学問所を設置しました。

また、武士のための学校である藩校をつくって武芸を教えていました。

これらは、今で言うと「公立学校」のようなものです。

 

私塾も開かれ、緒方洪庵が大阪で開いた適塾、シーボルトが長崎で開いた鳴滝塾、吉田松陰が指導者として活動した松下村塾などがあります。

 

そして、忘れてはいけないの寺子屋

子どもたちに「読み・書き・そろばん」を教えたことによって、文字を読める人が多くなりました。

 

まとめ

いかがでしたか。

どの人(作品)が元禄文化の時代の人(作品)で、どの人(作品)が化政文化の時代の人(作品)なのかについては、高校受験でも狙われることが多いです。

 

今のうちにきちんと覚えておくと、受験の時にも役に立ちます。

特に絵画については、資料集でもどのような絵なのかを確認するのを忘れないようにしましょう。

 

【次回の記事】

外国船の来航・大塩平八郎や水野忠邦の取り組み編

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