中学生が勉強嫌いになる原因と根本的に解決する方法は?

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「ウチの子、勉強が昔から嫌いで、中学生になってからも全く勉強しようとしない・・・」

「褒めたらやる気になると思って褒めてみたんだけど、全く効果がない・・・」

「このままだと、子どもの将来が心配だ・・・」

 

もし、このように思っているのであれば、このまま読み進めてください。

 

子どもが勉強嫌いになってしまうのは、当然ですが何かしらの原因があります。

今回紹介する3つの理由についてですが、

1つ目を理解している親御さん・・・約80%

2つ目を理解している親御さん・・・約40%

3つ目を理解している親御さん・・・約20%

このように分類できます。

 

ですが、「原因が分かっており、なおかつ克服する方法まで理解して実行できている」というレベルになると、先ほどの割合がグッと減ってしまいます。

 

おそらく、これまでも「何とか子どもの勉強嫌いを解決したい」と思って、様々な方法を試してみたと思います。

ですが、巷で紹介されている方法の中で「本当の楽しさ」を知ってもらう方法について紹介されているものは、ほとんど見かけません。

 

中には、ある先生に出会ったことで、苦手だった科目に対して少しずつ興味が湧いてきて、たちまち好きになるというケースも紹介されていますが、そのような状況になるのは「運」次第です。

ということは、先生との出会いに賭けるのは、現実的ではありません。

 

「子どもの勉強嫌いが克服できて、なおかつ成績も上がっていってほしい」

このように考えている親御さんのために、中学生が勉強嫌いになる3つの原因と、それぞれの解決策をお伝えする中で

「勉強は楽しい」と思ってもらえるために必要なことも話します。

 

中学生が勉強嫌いになる3つの原因

その1:習っている内容が分からない

これは、中学生に限った話ではありませんが、そもそも勉強が嫌いになるのは「今、習っている内容がそもそも分からない」ことが原因です。

連立方程式の解き方が分からない

・先生は英語の授業中に「be動詞」とか「一般動詞」という言葉を使っているんだけど、それが何を意味するのかがサッパリ分からない

・国語の授業では、教科書の物語について先生がいくら解説しても、何が何だかよく分からない・・・・・

 

といった状態になっているわけです。

分からない→つまらない(楽しくない)→嫌い

このスパイラルに陥っているのです。

 

とはいえ、公立中学に進む生徒であれば、小学校高学年の時まではわりと勉強が得意だったのに、中学生になった瞬間「分からない」ことが増えたということは、あまり多くありません。

多くの場合は、小学生の時に「学校の授業が分からなくて楽しくない」と感じており、そのまま中学校に上がってきているのです。

 

「分からない」ことも勉強が楽しくないと感じる理由の1つなのですが、次に紹介する理由は、子どもの勉強嫌いに追い打ちをかけてしまうものです。

 

その2:分からないことで誰かに叱られた(バカにされた)

中学生,勉強嫌い

「分からない」という状況になったとしても、勉強嫌いにならない生徒もいます。

なぜなら「分からない問題を考えるのが楽しい」と思っているからです。

 

ですが、分からないことに対して、親や先生から

「どうして分からないの!」

「こんな問題、誰でも解けるよ!」

「前に言ったでしょ!」

という言葉を投げかけられたり、何も言わなくても驚いた表情を浮かべられたりすると、子どもはショックを受けてしまい、ますます勉強嫌いになってしまいます。

 

実は、私の場合は理科が「苦手」というより「嫌い」なのですが、そうなった原因は小学校時代にあると思っています。

まず、4年生の時に実験をする機会が多かったです。

ある時期は、毎週のように実験を行っており「何でこんなに実験が多いんだろう」と思っていました。

 

実験終了後、毎回のように先生からこのような質問を投げかけられました

「今日はこのような実験をして、このことが分かりました、では次はどのような実験をする必要がありますか?」

今振り返っても、かなりレベルの高い質問だと思います。

このような質問に答えられるのは賢い生徒であって、私は全く分かりませんでした。

 

まさに「分からない」ことがきっかけで理科に興味を失くしていったパターンです。

 

さらに、追い打ちをかけた出来事がありました。

小学校5年生の時のの授業で、「発芽ってどういうことですか?」と質問をしました。

すると、「植物が芽を出すことや!」と怒鳴りながら言われました。

この瞬間、私の理科嫌いが決定的なものになりました。

 

実は、勉強嫌いになっている生徒というのは、多かれ少なかれ「分からないことに対して責められた」経験を持っているものなのです。

 

その3:ひたすら反復練習ばかりやらされる

これは、子どもが中学生になってから勉強嫌いになるパターンとして多い理由です。

小学校の頃は塾に通っていなかったものの、中学生になってから定期テスト対策や高校受験を見据えて塾に通うという生徒が多くなります。

 

特に、今から紹介するのは、勉強が苦手で定期テストで平均50点ぐらい(あるいは、それ未満)の生徒に当てはまるカリキュラムなのですが

・数学は、計算問題や、生徒が解けそうな基本問題ばかりやらせる

・英語は、穴埋め問題並べ替え問題単語の練習ばかりやらせる

というパターンが多いです。

誤解の内容に言っておきますが、計算問題を解くことも、英文法のルールを理解するために穴埋め問題や並べ替え問題を解くことも、英単語の練習をすることも、大切な事なのです。

 

問題なのは「そればかりひたすらやらせる」ことです。

塾によっては、一度解いて正解した計算問題や文法問題を、何度も解かせているところもあります。

先生たちは「復習は大事だよ」と言いながらやらせるわけですが、生徒は飽きてしまい「また同じ問題かよ・・・・・つまんねーな」と思うわけです。

 

中学生の勉強嫌いを克服するには

その1:どこでつまづいているのかを把握して、そこまで戻る

勉強嫌いを克服するために大切なのは

「なるぼど」

「分かった」

「そうなんだ」

と感じられる経験を積むことです。

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例えば、中学2年生で連立方程式の解き方を習ったとしても、全く理解できなかったとします。

その原因は、方程式の仕組みが分かっていないからです。

例えば

2x+3=7

という式があり、xの値を求める場合は3を右辺に移項して

2x=7-3

2x=4

x=2

となるわけですが、どうして移行したときに符号が変わるのかを理解できていないのです。

 

そのような生徒に、いくら連立方程式の解き方を説明したとしても、分からないことがドンドン増えていってしまい、余計に勉強嫌いになるだけです。

それを防ぐためには「詰まっているところまで戻って勉強する」ことが重要なのです。

この場合であれば、方程式の復習も行うことです。

 

とはいえ、方程式だけに時間をかけるわけにもいきません。

ですので、先ほどのケースであれば

整数の方程式を解く

→整数の連立方程式を同時に勉強する

→分数や小数が含まれている方程式を解く

→分数や小数が含まれている連立方程式を解く

 

といったように、階段を1歩ずつ昇っていく形で、なおかつ同時進行で進めていくようにしましょう。

 

その2:出来ないことがあっても、子どもを受け入れてあげる

勉強であっても、勉強以外の事であっても、出来ないことを責められるのは子どもであっても大人であってもつらいものです。

「分からない」ということで周囲からバカにされて、傷ついている生徒はたくさんいます。

学校で傷ついているのに、家でも親が子どもに対して勉強面や成績面についてガミガミ言ってしまうと、余計に傷ついてしまいます。

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そうすると、子どもが自分から机に座って勉強しようとは思わなくなってしまいます。

 

ですが、家庭の中で「出来ていない自分」を受け入れてもらえると、子どもは安心感を抱きます。

親としては、子どもには期待をかけている分だけ、ありのままの子どもを受け入れてあげることは最も難しいことだと思います。

ですが、子どもが前向きになるために最も大切なことでもあります。

その役目を果たすことが出来るのは、親だけです。

 

もし、

「このままの点数だと○○高校に合格しないよ」

「今の成績だと将来は大変なことになるよ」

「いいから早く勉強しなさい」

「ちゃんと見直ししないとダメでしょ」

「ケアレスミスをいい加減失くしなさい」

 

ということをつい言ってしまっているのであれば

「否定するようなことは言わない」

「批判するようなことは言わない」

ということから始めてみることをおすすめします。

 

③「じっくり考える」勉強法を取り入れる

このことは、子どもへの関わり方というよりは「勉強の進め方」に関することです。

先ほどもお伝えしたように、ひたすら反復練習を行う勉強方式だけを取り入れてしまうと、つまらなく感じてしまいます。

部活でも、基礎練習よりも実戦練習の方がワクワクするのと同じ心理ですね。

 

では、どうすれば良いのかと言いますと「考える」ことを取り入れた勉強方法を取り入れれば良いのです。

この話をすると

  • 数学であれば受験に出題されるような応用問題
  • 英語であれば長文問題

このような問題をイメージする方が多いのですが、勉強が苦手(嫌い)な生徒に問題をこのような見せた瞬間、やる気を失くしてしまいます。

 

そこまで難しいものを解かせなくても「考える力」は十分養われます。

英語であれば、英作文

数学であれば、本人のレベルに合った文章問題図形問題

がおすすめです。

 

大人からすれば「英作文は別に難しくない」と感じている方が多いのですが、それは知識があるからです。

英語が苦手な中学生は英作文の問題を見たときに「これは解けない」と判断しています。

英作文の問題がテストで出題されて○がつく文を作るというのは、とてもハードルが高いことなのです。

 

ですが、英作文に取り組むことでこれまだ習った文法のルールを意識しながら英文を書くことになり、文法のルールを体得することにもつながります。

頭の中であれこれ考えるため、出来たときは達成感を得ることが出来ます。

 

数学の文章題であれば、無理に方程式や連立方程式を使わなくても、これまで身につけた知識をもとに絵や図を書き出していけばよいわけです。

例えば

兄と弟は、2人で4000円をもっていました。

兄は弟より、900円多く持っています。

兄と弟は、それぞれ何円ずつ持っていますか。

 

という問題があったとします。

(ちなみに答えは、兄が2450円、弟が1550円となります。)

 

連立方程式であれば

x+y=4000

x=y+900

という式が成り立ちます。

 

方程式であれば

x=(4000-x)+900

という式が成り立ちます。

 

ですが、別に方程式を使わなくても良いわけです。

ある中学生は、このように考えました。

 

4000円を均等に分けると、2000円

900円を均等に分けると、450円

ということは、

兄は2000円+450円=2450円

弟は2000円-450円=1550円

こうすれば、差はちょうど900円になる

 

という考え方も出来るわけです。

 

さらに、このことすらも思いつかない場合は

1000円札や100円玉など、実際にお金の絵を描いて考えることも出来るわけです。

 

このように、特別に難しい問題を提供しなくても「自分でじっくり考えてみる」ことは出来るわけです。

反復練習で扱うような問題が解けたとしても、嬉しそうな生徒は少ないです。

ですが、少し時間がかかる問題が解けたときは、嬉しそうにする生徒は多いです。

 

「頑張って解けた」→「嬉しい」→「また頑張ってみよう」

と思えることで、少しずつ勉強に対して興味が湧いてきます。

そうすることで「勉強嫌い」が徐々に克服されていくのです。

 

※子どもの可能性を引き伸ばす「考える力を高める方法」について具体的に知りたという方は、こちらをご覧ください。

子どもの未来を切り拓く「思考力」の高め方

 

おわりに

いかがでしたか。

「勉強が楽しい」と感じるためには「考えること」がとても重要なのです。

今では知らない人がいないとも言われている林先生も言っていることですが、「考えることは楽しいこと」なのです。

 

「分からなくても、考えてみることが大切だよ」

このような声かけを普段から行うことも、考える習慣を身につけてもらうために大切なことです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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