中学生の子供の実力テストの成績が悪い原因と解決策

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「うちの子、中学校の定期テストの点数は5教科で400点ぐらい取れるんだけど、実力テストになったら点数が極端に下がる」

「子どもなりに勉強を頑張っているんだけど、実力テストの成績がなかなか伸びない」

「息子の友人と定期テストの点数はそこまで変わらないのに、実力テストになったら成績に開きが出てしまう・・・」

もしあなたがこのように思っているのであれば、続きを読み進めてください。

 

実は、実力テストの成績があまり伸びない生徒の場合、その原因に気づかないままひたすら目の前の課題をこなしていることが多いのです。

その結果、どれだけ長時間勉強したとしても、実力テストの点数や模擬試験の偏差値が上がらないため、親子ともに不安な状態で受験当日を迎えることになるのです。

そんな状況は、何としても避けたいですね。

 

そこで今回は

実力テストの成績が伸びない本当の原因

●実力テスト対策につながる各教科の勉強法

●中学生の実力テストに関して、親御さんに理解して頂きたいこと

この3点を、お伝えしていきます。

 

実力テストの点数が伸びない決定的な理由(中学生編)

あなたは、その原因は何だと思いますか?

少し考えてみてください。

実力テスト,中学生

・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・・

・子どもが定期テスト前にしか勉強していないからでしょうか?

・記憶力があまり良くないからでしょうか?

・それとも、「成績を上げたい」という意欲が足りないからでしょうか?

 

いずれも、決定的な理由ではないのです。

では、実力テストの成績が伸びない真の理由は何でしょうか?

 

それは

普段から、「丸暗記」の勉強を普段から行っていることです。

 

もちろん、どの科目であっても暗記しなければならない事柄があるため、暗記のための勉強をゼロにすることはできません。

(むしろ、ゼロにしてはいけません)

ですが、理科や社会ならまだしも、国語や数学、英語に関しても暗記中心の勉強を行い、「考える」勉強をしていない生徒があまりにも多いのです。

 

例えば

・国語であれば、ワークの答えや板書の内容を丸暗記して、テストに臨む

・数学であれば、ワークに出てきた問題の解き方を丸暗記して、テストに臨む

・英語であれば、教科書の例文や問題の答えを丸暗記して、テストに臨む

 

このような勉強をしていたとしても、定期テストであればそこそこの点数を取ることが出来ます。

(実際、5教科400点を超えることも可能です)

ですが、実力テストになった途端に、手も足も出なくなってしまいます。

 

ですので、お子さんが上記の勉強方法こそが「勉強」だと思っているのであれば、今すぐ改善すべきなのです。

 

とはいえ、中学生の場合、勉強だけでなく部活もあり、忙しい毎日を過ごしています。

そう考えると「定期テスト」のための勉強と「実力テスト」のための勉強を別々に行おうとすると、いくら時間があっても足りません。

 

ですが、安心してください。

定期テストの勉強をしながら、実力テストに対応できる力を身につけられる勉強方法は存在します。

ここからは、そのための方法を教科別にお伝えしていきます。

 

実力テストの点数アップにつながる勉強法

国語の勉強法

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その1:接続語のルールを理解して、教科書を読む時に○で囲う。

 

普段から中学生に国語の授業をしていて痛感するのは、「接続語の働きを知らない生徒が、多すぎる」ということです。

たしかに、生徒からすれば「教えてもらっていなんだから分からない」と言いたくなりますが、だからと言って「知らなくてよい」というわけではありません。

 

特に、「つまり」「だから」の違いが分からず、接続語挿入問題を勘で解いている生徒はたくさんいます。

また、作文を書かせてみると、接続語の使い方が間違っており、前後がうまくつながらない文章を書いてしまうわけです。

 

そうならないためにも、早いうちから読解のために必要な接続語のルールを理解しておくことが大切です。

接続語の働きを理解できれば、文章の構造が見えてくるため、そのぶん本文の内容を理解しやすくなります。

読解に役立つ接続語のルール

 

頭の中で理解して終わりにするのではなく、上記の記事でお伝えした接続語が教科書の文章中に出て来たら、○で囲うようにしましょう。

 

その2:ワークに取り組む時は、設問のパターンを意識する

次は、国語のワークに取り組む時にやってもらいたいことです。

 

多くの生徒は

問題を解く→解説を読む→「なるほど、そういうことか」と理解した気になる

といったサイクルを繰り返しています。

ですが、このような方法で勉強を続けていたとしても、初見の問題に対応できる力が身につきません。

 

それを防ぐためには

「ワークに出てきた設問は、どの力をためす問題なのか」ということを意識しながら取り組むことです。

ちなみに、どのような設問であっても

  • 言いかえる
  • 比べる
  • たどる

この3つのどれかに当てはまります。

 

設問を見ながら

「あ、これは『言いかえる』力が求められているな」

「この問題は『たどる』力が問われているぞ」

ということを意識しながら答えを探すことで、初見の問題を読み解く力が高まります。

3つのルールを使って問題を解く方法

 

数学の勉強法

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実力テストになると、とたんに高得点が取りにくくなるのが「数学」

しかも、勉強法が分かっている「つもり」でいるけど、実は成績が伸びない勉強方法を積み重ねてしまう恐れがあるので、厄介な科目と言えます。

多くの場合、「難しい問題をやれば成績が上がる」と勘違いしている人が多いのですが、必ずしもそうとは言い切れません。

 

それよりも、大切なことがあるのです。

それは何かと言いますと、

「学校のワークに取り組む時、自分の力で解いてみる」ことです。

 

実は、定期テスト前に数学のワークに取り組む時、文章題や図形問題を2~3分考えて分からなければ、すぐに諦めて解き方を赤ペンで写す生徒が多いです。

要は、普段から自分で考えて問題に取り組んでいないのです。

 

実力テストの数学となると「こんな問題、どうやって解くの?」と感じてしまう問題が出題されます。

そんな状況になったとしても、普段から自分の力で問題を解いている生徒であれば、実力テストの問題を自力で解けることが出来るのです。

逆に、普段から分からない問題が出てきたときに、答えを写して解き方を理解した「つもり」になっている生徒は、当然ですが実力テストの問題に太刀打ちできません。

 

これは、東進ハイスクールの数学講師の方も言っていることなのですが、解法を写すことは「作業」であって「勉強」ではないのです。

(このことを理解していない生徒が多いのも、事実です)

 

ですので、お子さんには

●学校のワークの応用問題や章末問題も、自分の力で解いてみること

●分からなくても、最低10分は考えてみること(学校のワークであれば、せめてこれぐらいは考えてもらいたいです)

●定期テスト直前に数学のワークを一気に仕上げようとするのではなく、毎日1ページを目安に取り組むこと

この3点を伝えてあげてください。

 

ここまで、実力テスト対策に役立つ国語と数学の勉強法についてお伝えしてきましたが、この2科目の実力を伸ばすうえで欠かせないのが「思考力」です。

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子どもの未来を切り拓く「思考力」を高める勉強法

 

英語の勉強法

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英語の実力テストのことで、多くの中学生が手こずるのが

●長文

●英作文

●リスニング

この3つです。

 

「長文を読んでいると時間が足りなかった・・・」

「英作文の問題が出たけど、何も書けなかった・・・」

「リスニングは、何を言っているのか分からない・・・」

このような感想を、毎年生徒から聞かされます。

 

では、この3つの対策をどのように行えばよいのでしょうか?

1つずつ順番にお伝えします。

 

【長文対策】

長文対策を行ううえで、まず最初に取り組んでもらいたいのが「音読」です。

音読をすることによって

  • 読むスピードが速くなる
  • 戻り読みをしなくても、英文を理解できるようになる
  • その結果、時間に余裕ができる

というメリットがあります。

 

私は、「どうすれば英文を早く読むことができますか?」と質問してくる生徒には「音読するといいよ」と言っています。

実際に私も、音読をすることによって英文を読むスピードが速まり、高校受験も大学受験も乗り切りました。

 

音読のための教材ですが、英語が苦手なうちは学校の教科書がベストです。

あまり難しい教材を与えてしまうと、挫折してしまいます。

 

英語に対して苦手意識がないのであれば、塾の教材や本人のレベルに合った教材を音読のために使用しても良いでしょう。

 

読む速さについては「英文の内容を理解できるぐらいのスピード」を基準としましょう。

そして、英文の内容を思い浮かべながら読むようにすることで、内容が頭に入ってきます。

(お経を読むように読んだとしても内容が頭に入ってこないため、音読の効果が半減します)

この点もアドバイスしてあげてください。

 

【英作文対策】

英作文の勉強は、普段の定期テスト対策でも行えることなのです。

どうすれば良いのかと言いますと

ワークを開けて日本語だけが見えるようにして、英文を書いてみる

たったこれだけです。

 

英語のワークを見ると、穴埋め問題、書き換え問題、並べ替え問題、和訳問題など、様々な形式があります。

これらの問題の答えが合って満足するのではなく「日本語だけを見て、英文を書いてみる」という勉強もしてほしいです。

そうすることで、普段から英文を書くときに文法の構造を意識することになるため、日本語だけを見て英文を書く力が高まってきます。

 

【リスニング対策】

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リスニング対策においては「実際に英文を聞いてみる」ことが大切です。

とはいえ、ただ聞き流しているだけではリスニング力を高めることが出来ません。

 

方法としては

1:テキストの英文を見ながら、流れてくる英文を聞く

2:聞き終わった後、英文を見ながら音読する

3:英語の音声を聞きながら、音読する

このステップを繰り返すことで、英語の音声に慣れることが出来ます。

 

教材としては

中学1・2年生であれば、教科書ガイドのCD版

中学3年生であれば「高校入試 スーパーゼミ」がおすすめです。
 

 

理科・社会の勉強法

理科と社会の場合は基本的に「暗記」が中心の科目であり、覚えていることが多ければそのぶん点数が高くなるのは言うまでもありません。

とはいえ「覚える」ということに関して、内容理解を伴ったうえで暗記できているのか、それとも内容を理解しないまま用語だけを暗記してしまっているのかによって、実力テストの点数に差が生まれるのです。

 

前者の勉強法を普段から行っているのであれば、覚えたことを忘れにくくなるため、

結果的に実力テストでも高得点が取れます。

仮に高得点が取れなくても、学校内で上位の成績を収めることが出来ます。

 

逆に、後者の勉強法を普段から行っていると、覚えたことをすぐに忘れてしまうため、

定期テストの点数は高いけど、実力テストになると点数が低くなる

あるいは、学校内で真ん中レベルか、それ以下の成績になってしまうのです。

 

では、具体的にどのような勉強方法を普段から実施すれば良いのでしょうか?

実力テスト対策に役立つ理科・社会の勉強法

 

中学生の実力テストに関して親御さんに理解して頂きたいこと

ここまで、普段の定期テストのための勉強法を、どのように工夫すれば実力テスト対策につながるのかについてお伝えしてきました。

 

ここからは、子どもの実力テストの成績をご覧になった時の、子どもへの対応の仕方についての注意点を3点お伝えします。

今からお伝えすることを踏まえて子どもに接することで、子どものヤル気を奪う事態を避けることが出来ます。

 

その1:「定期テストよりも点数が下がって当たり前」ということを忘れない

このことは、頭では分かっているものの、いざ成績を見せられると

「点数が低いじゃないの!」

「普段からサボっているからでしょ!」

「もっと勉強時間を増やしなさい!」

と口走ってしまう親御さんは、たくさんいます。

 

つい、我が子の成績となると「実力テストは定期テストよりも点数が取りづらい」という事実を忘れてしまいがちです。

実際、定期テストであれば5教科の合計点数の平均が300点を超えるものの、実力テストとなると250点を切ることはよくある話です。

我が子だからこそ、逆に冷静になって結果を受け止めることが大切です。

 

その2:必ず、度数分布表も確認する

定期テストであれ、実力テストであれ、成績表だけでなく度数分布表も配布されます。

子どもの結果を冷静に受け止めるためには、度数分布表を確認する必要があります。

 

そうすることで

  • 国語の点数で80点を超えた生徒は1人もいない
  • 社会のテストは65点だったものの、学校内で上位10%以内には入っている
  • 英語の平均点が30点を下回っている(実際にあった出来事です)

といったことが見えてきます。

 

すると、子どもの学校内での順位がそこまで低いわけではないことが分かってくるのです。

逆に、点数だけを見てしまうと「子どもの成績は下から数えた方が早い」と勘違いしてしまうのです。

そうならないためにも、度数分布表は必ず確認するようにしましょう。

 

その3:「もうすぐ実力テストでしょ!(勉強しなさい)」と口にしない

このことは、特に中学3年生の保護者の方に意識してもらいたいことです。

中学3年生になれば、多くの生徒が定期テストの勉強については要領を掴んでおり、何も言わなくても自分から勉強するようになります。

 

ですが、実力テストとなると事情が異なります。

というより、実力テストのための勉強というのは、あってないようなものなのです。

なぜなら、「これまでの積み重ね」が実力テストで問われるからです。

にもかかわらず「勉強しなさい」と言われてしまうと、子どもとしても何をどのように勉強すれば良いか分からず、困ってしまいます。

 

実力テストというのは、普段どのような勉強を行っているのかによって、成績が決まるテストであり、2~3日頑張ったぐらいではどうにもなりません。

ですので、今回お伝えした勉強法を定期テストの勉強を行う時に実行するように助言をしてあげてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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