中学生の子供が家で勉強しない理由と解決策は?

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「うちの子、中学校でのテストが近いのに全く家で勉強しようとしない・・・」

「家ではゲームをしたりテレビを見てばかりいる・・・」

「このままだと、目標点数に届きそうにもない・・・」

「中学生のうちからしっかり勉強しておかないと、将来はどうなるのかしら・・・」

もし、お子さんの家庭での勉強への取り組みに関して不安を持っているのであれば、続きを読み進めてください。

 

「勉強しない」ということは、子どもなりに理由があるはずです。

どの理由が当てはまるのかについては、子どもによって異なります。

また、原因によって適切な対応策が変わります。

このとき、間違った対応をしてしまうと余計に勉強しなくなってしまいます。

 

今回は、中学生が家で勉強しない理由と、それぞれの対応策をお伝えしていきます。

あなたのお子さんが家で勉強する習慣づけのために、役立ててください。

 

中学生が家で勉強しない4つの理由と対応策

理由1:そもそも、勉強したくない

いくら親が「勉強した方が良いよ」と声をかけたとしても、子ども自身「勉強したくない」と思っているのであれば、一向に机に向かおうとしません。

とはいえ、「勉強したくない」と思うようになるのは、6つの理由があるのです。

それぞれの理由と、理由にあった対応策を1つずつ順番にお伝えします。

 

①学校の授業が分からない

「英語がドンドン難しくなってきて、ついていけない」

「数学は、方程式あたりから理解できなくなった」

「理科の授業は、先生の話を聞いても分からない」

といったように、学校の授業でつまづいてしまうと勉強そのものが嫌いになり、家で勉強しようとは思わなくなります。

 

対応策としては、「やればできるんだ」という意識を持たせることです。

 

これは、学校低学年の体育の時間での鉄棒のシーンを考えてみれば、理解しやすいと思います。

自分から積極的に鉄棒の練習をしようとしていた子どもがいる一方で、自分からは練習しようとしない子どももいたわけです。

なぜ練習したがらないかと言いますと、「出来ない」からです。

ですが、先生に促されながら練習を重ねてみると、ある日「クルッ」と回って成功すると、次は自分から「やってみよう」と思えるようになるわけです。

話を勉強に戻しますが

「英語の単語テストで80点を取れた」

「連立方程式が自分の力で解けるようになった」

「勉強したところがテストに出たおかげで、答えを書くことが出来た」

といった体験を積むことで、「勉強嫌い」が少しずつ改善されます。

 

このとき、5教科をいっぺんに解決しようとするのではなく、教科を1つ(あるいは2つ)に絞った方が目に見える成果が表れやすくなります。

 

②「勉強はつらいもの」と認識している

家でなかなか勉強しない中学生の子どもを奮い立たせようとして

「このままだと○○高校には行けないよ」

「次のテストで○○点取らないとスマホを取り上げるよ」

「今しっかり勉強しておかないと、就職先を選ぶときに困るよ」

といったように「勉強しなければ、大変なことになる」ということを子どもに伝え続ける親御さんが、たくさんいます。

中学生,,勉強しない

ですが、親の「奮起してもらいたい」という想いは、残念ながら子どもには届きません。

むしろ「うるさいな~(あっち行けよ)」と思っています。

 

それだけではありません。

上記のような言葉を浴びせ続けられると「勉強はつまらないもの」という意識を植え付けることになってしまいます。

そうすると、当然ですが家で勉強しようとは思わなくなるのも無理はありません。

 

解決策は、2つです。

1.勉強しないことによるデメリットを言わない

2.逆に、勉強することによるメリットを伝えてあげる

 

②に関してですが

「勉強を頑張れば、仕事選びに有利だよ」といった遠い将来について話をしたとしても、「だから何?」と思われるだけです。

 

伝えることは

・文章を自分の力で読めるようになることのメリット

・英単語を覚えることのメリット

・数学の応用問題にチャレンジすることによって得られるもの

・歴史の時代の流れを理解した方が良い理由

といった「教科」に関することや

 

・計画を立てることのメリット

・自分で決めたことに、きちんと取り組むことのメリット

・学校のワークを早めに終わらせた方が良い理由

・自分で考えて行動することのメリット

 

といった「教科以外」のことでも構いません。

このようなことを中学生の子に考えてもらったり、時にはお母様自身の言葉で伝えてあげることを通して、少しずつ「勉強した方が良い理由」に気づけるようになってきます。

 

③勉強しても成績が上がらないと思っている

たとえ勉強自体に興味がなかったとしても、少し点数が上がれば「次はもう少し頑張ってみようかな」と思えるケースもあるのですが、成績がなかなか上がらないと、モチベーションを保つのは難しくなります。

「塾に通っているのに成績が上がらない」

「勉強時間を増やしたのに、点数が下がった」

「もう、どうすれば良いのか分からない」

 

このような気持ちになってしまうと、つい自分を守りたくなってしまい「勉強していないから成績が上がらない」という事実を作りだそうとするのです。

その結果、家で勉強しなくなってしまいます。

 

解決策としては、親子ともに「数字には表れていないけど、成長した部分」にも目を向けることです。

・以前は家で全く勉強しなかったのに、最近は1日30分は勉強するようになった

・以前はテスト期間中はひたすらゲームをしていたのに、最近はゲームの時間が減った

・教科書をただ眺めていただけだった息子が、問題を解くようになり、少しずつ成果の出やすい勉強方法を実践できるようになった

・問題を見た瞬間「分かりません」と言って諦めるタイミングが早かったのに、10分ぐらいは考えるようになった

 

といったように、何でも構いませんので「親だからこそ気づけたこと」を伝えてあげましょう。

 

④遊びたい(勉強以外のことをしたい)

「家に帰ったらゲームをしたい」

「漫画を読みたい」

「テレビを見たい」

といったように、家だからこそできることをしたくて、なかなか勉強に身が入らないケースがあります。

家で勉強しない,中学生

とはいえ、子どもの立場で考えてみると、学校で勉強や部活を頑張り、塾でも勉強を頑張ったのであれば、家の中では自分のやりたいことをしたくなるわけです。

家でもやりたいことが出来ないとでいると、当然ですがストレスをためてしまいます。

 

時々、一方的にゲームや漫画を取り上げようとしたり、テレビを禁止にしたりしようとする親御さんがいますが、かえって反発されてしまいます。

 

取り上げるのではなく「話し合う」ことが大切です。

・学校の課題が終わったらゲームをしても良い

・塾に行かない日は、1日1時間までならテレビを見ても良い

・23時以降は、布団に入るようにする

 

といったように、子どもと話し合ったうえで、お互いが同意できるルール作りをすることが大切です。

 

⑤体が疲れている(休みたい)

中学生,勉強しない

中学生になると部活もあり、日によっては勉強する体力が残っていない場合もあります。

あまり無理をさせると、回復が遅れてしまい数日間寝込んでしまうなんてことになってしまうケースもあります。

ですので、疲れている時は休ませて、翌朝は普段より30分早く起きるようにするといった形で対応しましょう。

 

⑥子どもが、悩みことを抱えている

これも、家で勉強しなくなる理由の1つです。

・学校から帰ってくると、いつもは何か話しかけてくるのに、今日に限って話しかけてこない

・心配になって「何かあったの?」と聞くと、「別に」とだけ答えるか、あるいは無言で自分の部屋に入ってしまう

 

といった様子であれば、もしかすると学校で何かあったのかもしれません。

もしそうなのであれば、勉強する気にならないのも仕方のないことです。

とはいえ、学校での出来事などを根掘り葉掘り聞こうとすると、余計に口を閉ざしてしまいます。

 

ですので、干渉しすぎず「しばらくの間様子を見てみる」というスタンスで子供と接して、気になるのであれば学校や塾の先生に「最近の様子はどうですか」と問い合わせてみましょう。

 

理由2:勉強の必要性を感じていない

2つ目の理由はこちらです。

「必要性を感じていない」とはどのようなを具体的に説明すると

①塾の宿題や学校の提出物はすでに終わっているから、今は何もすることがない

②テスト前ではないから、そこまで頑張らなくてよい

③子ども自身が、そこまで成績を上げたいと思っていない

主に、この3つの事柄が当てはまります。

 

親御さんとしては

「塾の宿題だけでなく、自分で課題を見つけて取り組んでほしい」

「テスト前だけでなく、普段から机に向かう習慣を身につけてほしい」

「向上心を持って頑張ってほしい」

と感じていることでしょう。

 

ただし、この考えを子どもにそのまま押し付けたとしても、子どもは言うことを聞いてくれません。

中学生であれば、なおさらです。

 

もしあなたのお子さんが、

・学校や塾から与えられた課題しか取り組まない

・テスト前だけがんばっている

・「成績を上げたい」という強い思いがない

という状況なのであれば、その姿をいったん受け止める必要があります。

 

そのうえで、自分で課題を見つけて取り組むことや、テスト前以外にも勉強することのメリットを伝えてあげるようにしましょう。

 

理由3:やろうとは思っているものの、勉強の仕方が分からない

「勉強の仕方が分かりません」

「どうやって勉強すれば成績が上がるのだろう」

このように感じている中学生はたくさんいます。

中学生,勉強の仕方が分からない

受験を間近に控えた中学3年生であれば、ある程度「コツ」のようなものを掴んでいますが、まだ定期テストの経験が少ない中学1年生であれば、何をどのように勉強すれば良いのか分からないものです。

そのせいで、「勉強しない」という選択をしてしまうのです。

 

これは、実際にあった話なのですが、ある中学1年生が社会の勉強をしていました。

どんな方法で勉強していたのかと言いますと、

・教科書をノートに写す

・太字の部分は空欄にする

・その後、空欄部分を埋めてみる

という方法です。

 

教科書の内容を丸々ノートに写していると、いくら何でも時間が足りなくなります。

ですが、当の本人はそのことに気づいていないのです。

(※その生徒には問題集に取り組むように指示しました)

 

これはあくまで一例であり、中学1年生であれば半分以上の生徒が「いくらなんでもその方法だと成績が上がりにくいよ」と感じてしまう勉強方法でテスト勉強に取り組んでいるものです。

 

社会のような「暗記」が中心となる科目であれば

学校のワーク(社会)のコピーとノートを用意し、以下の流れで進めます。

【テスト7日前までに実施したいこと】

勉強開始1日目

ワークの問題を1ページ解く(ワークに直接答えを書く)

勉強開始2日目

ワークの次のページの問題を1ページ解く

1日目に取り組んだページの問題を、ノートに取り組む

(このとき、コピーしたものを使用する)

勉強開始3日目

ワークの次のページの問題を1ページ解く

2日目に取り組んだページの問題を、ノートに取り組む

この流れを、テスト7日前まで繰り返す。

 

※問題を解くときは「何も見ないで解く」のがポイントです。

もし、内容が分からない場合は、事前に教科書やノートを見てから解くように指示を出しましょう。

 

【テスト7日前からテスト2日前】

これまで解いた問題を、もう1度ノートに解く(最低1回、出来れば2回)

テスト範囲の部分でまだ解いていない問題があれば、それもノートに解く。

 

【テスト前日】

テスト範囲のすべての問題を、プリントに直接解きます。

 

この流れで取り組むことのメリットは

・テスト1週間前には、ワークがほぼ全て終わっている

・精神的に楽になった状態でテスト1週間前を迎えられる

・ワークがほぼ終わっていることによって、他の科目の勉強時間が確保できる

・忘れそうになるタイミングで、復習が出来る

この4点です。

 

国語・数学・英語の勉強方法については、以下の記事で詳しく説明しています。

ここで紹介した方法は、定期テストだけに通用する方法ではなく、高得点を取ることが難しい実力テストにも効果を発揮するので、ぜひご覧になってください。

実力テストにも通用する定期テストの勉強方法

 

「勉強のやり方」については、子ども自身が自分で気づくのはなかなか難しいです。

誰かから指摘されてはじめて「そんな方法があったんだ」と気づくことが多いのです。

「やり方」が分かると、親が何も言わなくても取り組めるようになります。

 

ですので、押し付ける形ではなく

「こんな方法もあるよ」

「一度試してみると良いよ」

という形でアドバイスをしてあげてください。

 

理由4:家だと集中できない

「家だと兄弟がうるさくて集中できない」

「テレビの大音量が部屋まで聞こえてくる」

そのせいで勉強できないと感じている生徒もいます。

たとえ、家の中で大きな音が響き渡っていなかったとしても「どうしても家だと集中できない」というタイプもいます。

 

どうしても家だと集中できないと子どもが言い出したら

・塾の自習室を利用する

・図書館で勉強する

という方法が有効です。

 

ですが、

・子どもは塾に通っていない

・近くに図書館がない

というケースであれば、どうしても家で勉強せざるを得ません。

そのような場合は、当の本人だけではく、兄弟たちとも話し合いの場を設けて

 

・テスト1週間前は、○時以降にテレビを見ることを家族全員が控える

・テレビを見てもいいけれど、大きな声(笑い声など)は出さないようにする

といったルールを決めるようにしましょう。

 

時々「友達と一緒に勉強する」と言って、友達の家や図書館に行く中学生がいますが、これについてはおすすめできません。

なぜなら、勉強というのは基本的に1人でするものです。

2人以上で勉強すると、どうしてもだらけてしまいます。

仮に子どもが図書館で勉強する時にも「一人で勉強する」というルールは決めておいた方が良いです。

 

まとめ

今回は、中学生が家で勉強しない理由として

・そもそも、勉強したくない

・勉強の必要性を感じていない

・勉強の仕方が分かっていない

・家だとどうして集中できない

この4点があることと、それぞれの解決策についてお伝えしました。

 

子どもによっては、どれか1つではなく複数の理由が当てはまる場合もあるでしょう。

勉強しない中学生に対して少しずつでも勉強してもらうためには、一気に解決しようとしないことがポイントです。

いきなり「完璧」を求めてしまうと、親子ともにつかれてしまいます。

ですので、子どもが出来そうなことから1つずつ改善を加えていくようにしましょう。

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