「やればできる」は本当か?言われて困った時の対処法

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「あんたはやればできるんだから、もっと頑張りなさい!」

これまで何度も、両親や学校の教師からこのように言われてきたでしょう。

でも、あなたは

「親たちは簡単にそんなこと言うけど、それって本当なの?」

と感じており、少し困っているのではないでしょうか?

 

私自身も、中学生の頃は担任の先生から「あんたはやったらできるんだから!」と何度も言われていました。

嬉しい反面「ホントかよ?」とも思っていました。

 

元々、「勉強ができない人」だった私ですが、今では小学生や中学生に勉強を教える立場になっています。

これまで、本当に勉強が得意な生徒にも、本当に苦手な生徒にも出会ってきました。

 

今回は、「やればできる」という言葉が今も昔も飛び交っている状況を踏まえて

・なぜ大人はそのように言うのか?

・勉強が「本当に」苦手な生徒の実情

・「やればできる」と言われてカチンときた時の対処法

「やればできる」というのは果たして本当なのか(まとめ)

このことについてお伝えしていきます。

 

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なぜ親や学校の先生は「やればできる」と言うのか?

理由1

1つ目の理由は「子どもの可能性を信じたい」ということです。

特に、親御さんに当てはまるケースです。

「今は勉強に時間を割いていないから点数が振るわないけど、少し時間を掛ければ絶対にできるようになる」

「能力自体はそこまで低いわけではないんだから、きっと大丈夫なはず!」

このような思いから「やればできる」という言葉をかけるわけです。

 

たしかに、誰よりも子どもの可能性を信じているのは、親だと思います。

自分の子どもの友人がどれだけ勉強が苦手であってもそこまで気にならないものですが、自分の子供が勉強が苦手となると、そうはいきません。

「この子、今のままで本当に大丈夫なのかな?」

「自分の関わり方がマズかったのでは?」

絶えず、このような不安を抱いているものです。

 

その一方で、

「でも、いつかきっとできるようになるはず」という期待も同時に抱いているのです。

「自分が子どもの可能性を信じないで、いったい誰が信じるの?」という強いが「やればできる」という言葉に込められているのです。

 

理由2

2つ目の理由は「子どもを励ましたい」ということです。

これは、親にも先生にも当てはまるケースです。

「何とかやる気になって机に座ってもらいたい」

「提示した宿題を、やりきってもらいたい」

「成績を伸ばしたい」

このように思っている時に、子どもの背中を押すための一言として「やればできる」が使用されるのです。

 

ですので、決してあなたを追い詰めるために言っているのではないのです。

むしろ、「頑張ってほしい」という前向きな気持ちで言っているのです。

 

ですが、勉強がとても苦手な生徒の実情を知らないまま、この言葉を多用している大人もいます。

いろいろがんばってみたものの、それでもなかなか出来るようにならない状況なのに「やったらできる」と言われても、どうしてよいか分からず困ってしまいます。

 

今回紹介するケースは、あなたに当てはまっているかどうかは分かりませんが「このような生徒もいるんだ」と知ることは、あなたにとって間違いなく財産になるので、ぜひ次の章も読んでみてください。

 

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勉強が著しく苦手な生徒の実情

「勉強がとても苦手」の基準を「学校の数学のテストが10点~20点台」とします。

これぐらいのレベルの生徒が、方程式を習うとします。

x+5=12

x=12-5=7

この場合であれば、暗算でも解けるでしょうし、移項しても良いわけです。

 

3x=12

x=4

これは、左辺と右辺を3で割れば、xの数値が出ますね。

 

では、次です。

3x+4=13

このような問題を見た瞬間

「分かりません」

「どうやって解くんですか」

と聞いてきます。

 

これは、移項してから両辺を3で割ってみると

3x=15-4

3x=9

x=3

となりますね。

 

ですが、そもそも勉強が苦手な生徒の場合は、「1つの問題の解き方をどのように活用すれば、他の問題を解けるのか」ということが全く見えないのです。

そうなると、当然ですが、

5x+12=xー4

のような問題が出てくると、お手上げ状態になってしまいます。

 

中学2年生で習う一次関数を例にしてみると

y=2x+3

この一次関数の傾きと切片を答えられたとしても、

2x+3y=6

この一次関数の傾きと切片を答えなさいと言われると「分かりません」と言うのです。

 

このような生徒に対して

「考えてみなさい」

「○○君ならできるはず」

といったことをどれだけ言ってみても、かえって混乱させてしまうだけの結果になります。

 

本来であれば、このような現状があるということを大人が理解しておく必要があるのですが、なかなかそうもいきません。

ですので、あなた自身が「やればできる」と言われたときに腹を立てない方法を身につけておく必要があるのです。

 

「やればできる」と言われて腹が立った時はどうする?

あなたも今後、誰かにこの言葉を言われてイラっとすることもあるかも知れません。

そんなときの対処法ですが「そういわれると逆にやる気を失くしてしまうから、言わないでほしい」と伝えることです。

 

先ほども言ったように、「やればできる」を連呼する人と言うのは、悪気があるわけではないのです。

むしろ前向きな気持ちで言っているのです。

「『やればできる』と言うと、やる気を失くしてしまうかもしれない」なんてことは全く思っていないのです。

だからこそ、あなたの口から直接伝える必要があります。

 

それでも言ってくるのであれば「この人を説得しようとしても無駄なんだな」と思って、反面教師としましょう。

 

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おわりに

ここまで読んだあなたは、「じゃあ、『やればできる』というのは本当なのかウソなのかどっちなの?」と感じたかもしれません。

勉強に限って言えば、ほぼすべての人が以前出来なかったことを出来るようになる能力を持ち合わせていると思っています。

ですが、人によってできるようになるまでの時間差は、どうしても存在します。

例えば、先ほど一次関数の例を出しましたが、グラフの書き方をその場で理解できる生徒もいれば、習ってから1ヵ月ぐらいたってようやく自分の力で書けるようになる生徒もいます。

それまでの間は

先生に説明されて、その場では書ける

→でも、翌週には書き方を忘れている

→再度書き方を教えてもらうと、書き方を思い出す

→傾きが整数の場合は書けるものの、分数になると書けない

→ようやく、傾きが分数でも書けるようになる

というように、試行錯誤の繰り返しです。

ですが、出来ることが1つ増えることで、子どもたちは「自信」を手に入れます。

 

「たとえ時間がかかってもいいから、できることを1つずつ増えていくのであれば、それでいい」

世の大人たちが、そんな風に考えられるようになることを、願うばかりです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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