英単語を覚えられない中学生の原因と解決策!間違った指導法にダマされるな!

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「英単語が覚えられません。どうすればいいですが」

毎年中学生から、このような質問がたくさん寄せられます。

実は私自身も英単語がなかなか覚えられず、本当に苦労しました。

英単語を覚えるための「コツ」は、きちんとあります。

それを知らずに間違った方法で覚えようとしても、単語が覚えられませんし英語が嫌いになるだけです。

 

そこで今回は

●英単語の覚え方に関するよくある間違った指導法

●英単語が覚えられない最大の原因

●英単語を覚えるための4ステップ

●おすすめの英単語帳

●英単語の覚え方に関するよくある質問と答え

についてお伝えします。
 

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よくある間違った指導法

学校や塾でよく見られる英単語の覚え方についての指導法は

「とにかく何回も書いて覚えなさい」

というものです。

しかも、中学・高校の頃に英語が得意だった先生が、このように言うわけですからやっかいです。

こんな指導法がまかり通ってしまっているせいで

「何回書いても覚えられない」

と嘆く中学生がいっぱい出てくるのです。

では、どうして「何回も書く」というだけでは英単語を覚えられないのでしょうか?

 

英単語を覚えられない中学生に見られる原因

【その1】発音が分からない

英単語を覚えるうえで、まず最初に覚える必要があるのは「発音」です。

そもそも、読めない単語を覚えるのは不可能です。

例えば、

play

という単語を覚えている中学生は多いでしょう。

ですが、

method

という単語を覚えている中学生は少ないと思います。

なぜなら「読めない(発音できない)」からです。

(ちなみに、この単語は「メソッド」と発音します)

 

【その2】英単語の意味が分からない

発音ができたとしても、意味が分からない単語を覚えることも不可能と言えます。

先ほど取り上げた「method」を読めたとしても意味が分からなければ、やはり覚えることはできません。

 

このように

・発音が分からない

・意味が分からない

という状態で何回書いても、そもそも覚えられるはずがありません。

 

実は、英単語の覚え方について指導を行なう人というのは、中学生が単語の発音と意味を覚えていないことをふまえずに「何回も書きなさい」ということが多いのです。

特に、英語が得意だった人は「発音と意味ぐらい簡単に覚えられる」と思っているのです。

そのせいで、発音と意味を覚えていないまま、ひたすら書きまくって覚えようとする中学生が多いのです。

その結果「何回書いても覚えられない」と言うハメになってしまうのです。

次に、英語が苦手な中学生が英単語を覚えるための4ステップをお伝えします。

 

英単語を覚えるための4ステップ

ステップ1

まず大事なのは、当然「発音(英単語の読み方)を覚える」ことです。

とはいえ、上手な発音でなくても構いません。

「読み方」が分かればOKです。

例えば

●playという単語を見て「プレイ」と言える

●knowという単語を見て「ノウ」と言える

●practiceという単語を見て「プラクティス」と言える

という状態であれば、ステップ1はクリアです。

ですので、第一ステップとしては

英単語を見て、英語を発音できる

ことです。

 

ステップ2

次のステップは「意味を覚える」ことです。

●playを見て「(スポーツを)する」

●knowを見て「知っている」

●practiceを見て「練習する」

といったように、英単語を見て意味を判別できればOKです。

 

意味を覚える時の注意点が1つあります。

「英単語帳にのっている意味が複数ある時、全部覚えないといけない」

と思っている中学生が多いです。

たしかに、全部覚えておくに越したことはないのですが、まずは覚えやすいものから1つ選んで覚えるようにしましょう。

完璧主義は、挫折のものです。

 

ステップ3

次のステップは「日本語を見て英単語の発音をする」ことです。

●「(スポーツを)する」という意味を見て「プレイ」と発音できる

●「知っている」という意味を見て「ノウ」と発音できる

●「練習する」という意味を見て「プラクティス」と発音できる

といったように、日本語だけを見て英単語の発音が出来ればOKです。

 

ステップ1は英単語を見て英語の発音をすれば良かったわけですが、ステップ3は日本語を見て英単語の発音をするので、少しレベルがアップしています。

実は、ここまで紹介した3つのステップをクリアしてはじめて、英単語のスペルを覚えられるようになるのです。

(「ステップ3までクリアしているけれど、スペルをよく間違える」というケースの対処法は、後ほど説明します)

そうすると、ただひたすら英単語を書いて覚えるというが、いかにいい加減な指導なのかが分かります。

では、最後のステップの説明をします。

 

ステップ4

最終ステップは「日本語を見て英単語を書いてみる」ことです。

もし正しくスペルが書けるのであればそれ以上練習する必要はないわけですし、もし書けなかった場合は2~3度練習してみて、もう1度意味を確認して正しく書けていればOKです。

ですので、やみくもに英単語を書く必要はないのです。

 

1:発音を覚える

2:意味を覚える

3:日本語を見て発音できるようにする

4:日本語を見てスペルを書く

この4つのステップを踏むことで、これまで覚えられなかったのが嘘だったかのようにスラスラ覚えられるようになるのです。

実際、この方法を塾での指導で取り入れたところ、英単語テストで、3ヶ月もの間ずっと25問中10個すら正解できなかった中学1年生が、1ヵ月後には20個以上コンスタントに正解できるようになったのです。
 

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「英単語を覚えられない」から卒業するために最も大事なこと

それは「毎日5~10分、単語帳を見る」ことです。

このときの手順ですが、単語帳3ページ分の単語を覚える場合

●1ページ目の英単語を見て発音と意味の確認(意味は赤シートなどで隠す)

●2ページ目・3ページ目も同じようにする

●1ページ目の日本語を見て、スペルの確認

●2ページ目・3ページ目も同じようにする

という手順です。

このように「発音と意味の確認」→「スペルの確認」という手順で確認してみましょう。

もし、意味が分からなかったりスペルが思い浮かばないという場合は、すぐに答えを確認して構いません。

そして、スペルが分からなかったものに関しては、2~3回練習するようにします。

この手順だと、5分~10分あれば30個~40個ぐらいは覚えられます。

「でも、明日になったら忘れてしまう」と不安に思うかもしれませんが、翌日も同じ方法で5~10分かけて覚えればよいのです。

たとえ1週間のうち1日ぐらいサボったとしても、同じ単語を5~6回見ているわけですから、忘れにくくなります。

あなたの周りに、単語テストで当たり前のように毎回満点近く取っている生徒はいませんか?

実は、そういった生徒は、誰に何を言われなくても毎日単語帳を見ているのです。

 

中学生におすすめの英単語帳は

もし「英単語帳を買いたい」という場合は、こちらがおすすめです。

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スタディサプリの人気講師でもある関正生さんが刊行しているものです。

この単語帳のおススメポイントですが「覚える時のコツが書かれていること」

さすがにその内容を記すわけにはいきませんが、大人が見ても「なるほど」と思えます。

 

また、通常の英単語帳であれば、どのような基準で単語が並べられているのか分かりづらいせいで覚えにくいのですが、この単語帳は

●動詞

●名詞

●形容詞

●副詞

●熟語を覚えやすくなるための単語

●文法を理解するための単語

●まとめて覚えた方が覚えやすい単語

といったように、分かりやすく整理されているのです。

ここまで丁寧に区分けされている単語帳は、見たことがありません。

もし「単語帳はどれにしようかな」と迷っているのであれば、手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

英単語の覚え方に関するよくある質問と答え

その1:フォニックスは効果的なのか?

まず「フォニックスとは何なのか」についてですが、一言で説明すると「スペルと発音の規則を示したもの」です。

たとえば、「bag」の発音ですが

b「ブ」

a「ア」

k「ク」

そして、この3つの文字をあわせると「バッグ」と発音します。

このように、スペルと発音が一定の規則に基づいているので覚えやすそうな感じがするのですが、私はあまりおすすめしません。

なぜなら、英語が苦手な生徒にとっては「覚えることが多いせいで、かえって覚えづらい」と感じるからです。

私も実際にフォニックスのルールを生徒に伝えて英単語を覚えてもらおうとしたことがあるのですが、混乱していました。

 

覚えている英単語が1000個、あるいはそれ以上知っている大人からすれば「フォニックスは覚えやすい」と感じるのですが、それはあくまで大人の感覚なのです。

覚えている英単語がせいぜい100個~200個ぐらいの中学生からしてみれば「フォニックスは覚えづらい(ややこしい)」と感じてしまいます。

英単語を自力で覚えられるようになって英語がある程度得意になってから、フォニックスのルールを知る方が良いと言えます。

 

その2:単語カードは作った方が良いのか

保護者(母親)の方と英単語のことについて話をしていると

「『単語カードを作りなさい』と言っているのに、作ろうとしないんですけど・・・」と言われることが多いです。

特に子供が男の子であれば、なおさらです。

 

私としては「単語帳があるのに、どうしてカードを作らないといけないの」と思ってしまいます。

単純に、単語カードを作るのはメンドクサイですし、そんな時間があるなら単語帳を見て英単語を覚えてしまった方が、少ない時間でたくさんの数の単語を覚えられます。

とはいえ「どうしても覚えられない単語のみ、単語カードを作って集中して覚える」ということであれば、単語カードは有効だと思います。

 

その3:スペルをよく間違える場合はどうする?

英語を習いたての頃であれば、たとえば、「play」「pley」と書いてしまったり、「orange」「orenzi」と書いてしまったりするものです。

この場合の対処法ですが

①スペルを丁寧に書く

②間違えやすい部分を意識しながら書く

この2つが大切です。

時々、aなのかeなのか、あるいはrなのかvなのか判読できないスペルを書く人がいるのですが、スペルを丁寧に書かない時点で、単語のスペルが定着しづらいのは言うまでもありません。

ですので「字が雑」と注意される機会が多いのであれば、まずは「丁寧に書く」ことから始める必要があります。

 

もし、丁寧に書いてはいるものの、それでもスペルを間違えてしまう場合は、書くときに間違えやすい部分を意識して練習してみましょう。

「play」「pley」と書いてしまうのであれば、「プレイ」を発音しながら書くときにaの部分に力を入れて書いてみると記憶に残りやすくなります。

また、先ほど紹介した単語カードを活用して、何度も目にする機会を作ることで正しいスペルを覚えられるようになります。

 

おわりに

いかがでしたか

「普段使用していない言語の単語を理解する」というのはやはり難しいものですが、ひと工夫加えることで覚えやすくなるものです。

まずは、毎日5~10分間、単語帳を開く習慣を身につけることが覚えるための第一歩です。

そうすることで、これまで覚えられなかったのが嘘だったかのように、スラスラ覚えられるようになります。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
 

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