「職場の新人が突然泣くときの対応に困ってしまう」
「相手に非がある場合でも、こちらが罪悪感を抱いてしまう」
もしかすると、あなたはこのようなことで日々悩んでいるのではないでしょうか?
今回は、職場で泣いてしまう新人がいた場合の対処法を4つお伝えします。
いずれも、5分程度で出来ることであり、なおかつ新人と気まずくならないための方法ですので、ぜひ実践してみてください。
職場で泣く新人への4つの対処法
その1:誰もいない場所で泣いてきてもらう
突然目の前で泣かれてしまうと、あなた自身が困ってしまうだけでなく、周囲が
「やれやれ・・・」「また泣いてるよ・・・」
とシラけてしまいます。
そのせいで、現場の士気が低下してしまいます。
そうならないためには、泣いている新人に対して誰もいない場所に行くように促し、気分が落ち着いたら戻るように伝えてあげましょう。
その2:堂々と振る舞う
泣いている新人を目にすると、たとえ正当な理由で注意をしていたとしても、何だか悪いことをしたような気分になってしまうことがありませんか。
そこで、何とか慰めようとしてしまう方も多いのですが、慰めたところで泣くのが止まるわけではありません。
注意しているあなたが泣いている新人に振り回されてしまうと、業務に差し支えが生じてしまいます。
ですので
●つい泣いてしまうのは仕方のないこと
●そのうち、泣き止んでくれるのは間違いない
●後でフォローしよう
このように考えて堂々と振る舞うことが、あなた自身が必要以上に振り回されないために大切なことです。
その3:翌日までに「なぜ注意をされたのか分かっている?」と問いかける
出来れば当日、遅くとも翌日までに、誰もいない部屋で直接尋ねてみましょう。
もし新人の方が理由をきちんと説明できるのであれば、「次から気を付けて」とひと言添えるだけで十分です。
とはいえ、中には理由を説明できない、あるいは理由は分かっているものの説明しようとしない新人もいるものです。
その場合は「理由を考えてみて欲しい」と伝えるだけでOKです。
なぜ手短に済ませた方が良いのかと言いますと、あなた自身も仕事に集中するためにです。
このやりとりに20分も30分もかけていられるほどヒマではないでしょう。
このとき「君のためを思って注意しているんだよ」という発言はNGです。
何も言わなくても相手が「私のために注意してくれたんだ」と思ってくれるのなら良いのですが、自分から「あなたのため」と言ってしまうと相手にとっては迷惑です。
その4:「何かあったらいつでも相談して」と普段から伝えておく
この対応は、意外と大事なポイントです。

新人の方に対して「報・連・相は基本だ」と考え、相手何も言ってこないことに対して不満を抱く方は多いです。
ですが、新人の立場からしてみれば
「あの人は相談しづらい」
「今は忙しそうだからやめておこう」
と考えているものです。
「老害の苦言=自己紹介」説(その2)
老害「なんで報・連・相くらいできねえんだ!?」
→訳『私は、部下が気軽に報・連・相できる、安心感のある職場雰囲気を醸成できない能無しです』老害「それは前にも説明しただろうが!!」
→訳『私はコミュ力不足で、1回の説明では理解させることができません』— ブラック企業アナリスト 新田 龍 (@nittaryo) 2018年9月10日
「何で相談しないんだ」という上司と、「困ったらいつでも相談してね」という上司とでは、どちらの方が相談しやすいかについては、火を見るよりも明らかです。
さらに「最近何か困っていることはない」と先輩から聞いてあげれば、新人の方も「やりがい」を感じるようになり、たとえ泣いてしまうことがあっても「これからも仕事を頑張ろう」と思ってくれます。
なぜ職場で泣いてしまうのか
これについては
・自分の不甲斐なさを自覚している
・自分の要望が分かってもらえない
・言語化が苦手
など、様々な理由が語られてきましたが、意外に見落としている理由が1つあります。
それは
「なぜ泣いているのか、本人もよく分かっていない」
というものです。

あなたも泣いている相手に「なぜ泣いているの?」と尋ねてみたものの、相手が何も答えてくれなかった経験があるかも知れません。
相手からしてみれば、なぜ突然涙が溢れだしたのか分かっておらず、理由を聞かれても答えようがない場合もあるのです。
だからこそ、あなた自身が必要以上に罪悪感を抱く必要はないのです。
しばらくの間1人にさせてあげることで、落ち着いた状態を取り戻すことが出来ます。
おわりに
新人が突然泣き始めると困ってしまいますが、新人の方たちも「職場で泣くのは良くないこと」という自覚があるものです。
「泣くべきではない」と分かっているのに泣いてしまうことに悩んでいる新人の方もいるものです。
そのことを理解したうえで接してあげると「信頼できる先輩」というポジションをゲットすることが出来ます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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